【古代小麦(スペルト小麦)】

 

スペルト小麦は、現在広く利用されているパン小麦(普通小麦)の原種にあたる古代穀物です。最近の研究によってスペルト小麦は、9,000年以上前にヨーロッパで栽培されていたことが証明されました。
イタリアではスペルト小麦をFarro(ファッロ)と呼び、ドイツではDinkel(ディンケル)、スイスではSpelz(スペルツ)と呼んでいます。

 


これがスペルト小麦の種子です。

 

当ファームでは2016年11月にパワースポットで有名な白髭(しらひげ)神社のすぐ近く、高島市鵜川で育てられた、無農薬栽培の貴重な種子を100g入手しました。

 

 

殻を剥いてみるとこんな感じ・・・

 

硬い殻に守られているため、虫に食べられてしまうことはありません。


種まきから収穫までざっとこんな感じになります。

すぐ隣の水田は当ファームの古代米を育てている圃場です。

 

高島市ではこのスペルト小麦を栽培されているところは数件ありますが、特に力を入れて取り組んでおられるのは「種の自給ネットワーク~古代小麦を育てよう~」という組織で、環境や食についてついても熱心に取り組みされています。

 

当ファームではもちろん無農薬、無肥料で育てております。

説明にも書きましたが、収穫まで一切虫にやられることはありませんでした。


スペルト小麦を育ててみたい方は是非チャレンジしてみてください。

 

【栽培方法】

種蒔きは中間地で、9月上旬~11月下旬辺りが良いでしょう。

水分を嫌うようなので、水田等の湿地で栽培される場合は高畝(たかうね)にすることをおすすめします。

種子は殻を剥かずにそのまま少し溝を掘って蒔いて下さい。

発芽して葉が10㎝ほどに伸びてきたら上から踏んづけます。(麦踏と言われるヤツです)

麦踏をすると、さらに強くなって成長します。

雑草管理は水稲(お米)栽培ほど手はかかりませんが、成長段階と刈取り前は除草が必要です。

 

【収穫】

春から夏にかけて収穫の時期を迎えます。(地域により差があります)

成長が止まって、麦わらや種子の色が明らかに黄金色になった頃が収穫時です。

しばらく晴れが続いた後に、種子を濡らさないように収穫して下さい。

種子はカビが生えやすいので、収穫後は十分乾燥させましょう。

 

【補足】

スペルト小麦は殻が大変硬いため、脱穀(穂から籾を離すこと)や籾摺り(殻から種子を取り出すこと)が骨の折れる作業になります。

 

 

上記を踏まえた上で、自分で育ててみたいという方は下記ボタンから注文フォームでご購入下さい。

遺伝子組み換えされていない小麦の栽培を増やしましょう!

2023年産スペルト小麦種子は完売しました。